はじめまして、Y.Sと申します。
歳を重ねると涙もろくなると言われますが、
自分の場合も例外ではなく、
最近では、YouTubeの感動ドキュメンタリーやアニメの、
コメント欄の「感動した」という感想を見て涙が出そうになります。
というわけで、最近感動した話をします。
焼き肉食べ放題に行った際の話です。
普段はあまり肉を食べず、かつ食べ放題には間違っても行かないのにもかかわらず、
久々に肉でも食べようと一人で近所の焼き肉食べ放題に行きました。
皆さんもご存じの通りですが、空腹の時には、
人は”正気を失っているのではないか?“と思えるような行動をします。
例にもれず、普段ならコンビニのパン1個で腹九分目になってしまうのですが、
食べ放題メニューの中から、おいしそうと思ったものを片っ端から注文しました。
昔ながらの伝票式のオーダーなら、「量多いですよ」くらいのことを言ってもらえたのかもしれませんが、タッチパネル式の注文だったため、誰にも止められることもなく、欲望のままに肉を注文しました。
悲劇が訪れたのは15分後です。
テーブルに運ばれてきたのは、”あきらかに一皿が1人前とは思えない量の肉×テーブルを埋め尽くす量”でした。なぜか有吉ゼミを思い出しました。
とはいえ、お腹が空いているのでさっそく焼きます。
おいしすぎる、これならいくらでも食べられる。
1枚 (^O^)
2枚 (^O^)
3枚 (꒪ཫ꒪; )ヤバイ
ムリ ゼッタイニ タベキレナイ
とはいえ、食べ放題にきて一度しか注文しないとかあり得ない。
ラストオーダーまでの時間はまだ1時間以上もある。
1枚 (^O^)
2枚 (^O^)
3枚 o(╥﹏╥)o
その後、大量のポテトフライが遅刻してやってくる。
ヨ ン デ ナ イ ヨ
とはいえ、このままだと最初のオーダーで時間が終了することに気づき、
キュウリ、もやし、長ネギと、軽めのものをオーダーする。
これで食べ放題としての面目は保ったぜ。
しかしここで重大な事実に気付く。
食べ残しは一皿につき〇〇円(税込)を頂戴します。
食べ残しは一皿につき〇〇円(税込)を頂戴します。
食べ残しは一皿につき〇〇円(税込)を頂戴します。
あろうことか、食べ放題には当たり前のこの一文を見逃していた。
万事休す
テーブルの上の皿全て残したら、オ ワ リ(^^;
“あきらめたらそこで試合終了ですよ”
安西先生・・・
一度もスラムダンク読んだことないけど・・・
昔テレビで見たホットドッグの大食い選手権で、
皆ホットドッグを水で流し込んでいた。
同じ要領で、肉→水、ポテト→肉と、水を起点に得点を稼ぐ。
“安西先生・・・バスケがしたいです。”
というか、バスケ部の高校生を今すぐにここに連れてきてください。
きっとペロリとテーブルの肉をたいらげてくれるはずです。
あと1本、いや、あと一口
マラソン選手は、一度止まってしまうと走れなくなってしまうという。
食べ放題も、一度箸を置いたら最後、食べられない。
後半5分ラストスパート
奇跡的に全ての肉を食べきることに成功。
しかし、食べ放題でもっとも後回しにしてはいけない物を放置していた。
きみの名は。
ごはん
日本人にとってもっとも馴染みの深い食べ物だ。
皆に好かれて、基本的に飽きることはないと言われているごはん。
何にでも合うごはん。
しかし、おかずがないと食べるのはキツイとも言われている。
“あきらめたらそこで試合終了ですよ”
安西先生、何度も何度もすみません。
でも言い忘れていましたが、食べ放題の時間が終わっています。
このままご飯と格闘していたら、閉店時間が来ていずれ注意されます。
審判が笛を吹いているのに一人でまだシュートを打っていたら、
それはもはや、試合ではなく自主練と呼ぶのではないでしょうか?
こうして淡い夏は終わりを遂げたのですが、
帰る時に女性店員さんに”残してしまいました”と申告したら、
“大丈夫ですよ“ととびきりの笑顔で言ってくれました。
いや残してもよかったんかいとあっけにとられましたが、
その優しさに感動したという話です。